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永石行政書士事務所



相続・遺言は行政書士のもっとも得意とする分野です。経験豊富な当事務所をぜひご活用下さい




◆2002年◆

シドニーのイミグレーションオフィスの前で。見学のため訪れました。前年のニューヨーク貿易センタービル爆破の影響でオーストラリアに向かう飛行機はガラガラでした。シドニーは3回訪れましたが、今度はじっくり観光してみたいです。海の美しさは格別ですので。



いろいろな出会いもありました。シドニーの美しい海岸で

相続 遺言 後見 契約書 内容証明




◆相続事例紹介◆


相続はいろいろなケースを扱ってきました。行政書士の主な仕事といえば相続が欠かせないといっても言いすぎではないでしょう。
 印象深い相続の事例があります。たった一カ所の土地の相続でしたが、相続人が実に38人、日本の各地に散らばって住んでおり書類を集めるのが一苦労でした。
 北海道各地、青森県、千葉、東京、大阪と全国規模、その上ひとりはインドネシア国籍を取得しており、インドネシアのジャカルタに住んでいます。
 文書でジャカルタの本人宛相続の放棄を依頼してから、メールでの交渉そして実際にインドネシアの公証人による遺産相続権譲渡承認証明書とやらを取るまでに何ヶ月も要することになりました。
 ただ、このとき実感できたのはメールがまさに全世界をつないでいるということでした。翻訳はもちろんインドネシア語・日本語双方で東京にメールで依頼しました。
 結局この方との信頼関係ができて、相続のあともいろいろな仕事をいただくことになりました。学資保険の払い戻しなど、わざわざ現地から日本に出てこなくてもということだったのでしょう。株式買取請求では思いがけないことに、当人の知らなかった株まで出てきて喜ばれました。
 ジャカルタへの送金は室蘭の銀行から行いましたが、慣れていない行員にえらそうな口調でいろいろ聞かれたあげくに時間がずいぶんかかりました。その上後日、税務署から「国外送金に関するお尋ね」が来る始末。
 結局この相続は請求額がけっこうな額になりました。こうなったのは相続を長く放置していたからでした。相続財産がある場合は早く対応すべきですね。
 でも私にとっては、こうした複雑な仕事は学ぶことも多いので報酬の魅力だけではない、仕事の面白さも大きな魅力です